残り5試合。今シーズンのリーグ戦もいよいよクライマックスへと差し掛かります。
数々の苦しいゲームを乗り越え、今首位に立つことができています。最後まで全員で気を引き締め、J1昇格に向けて挑み続けます。
前節、アウェイ金沢戦は前半に3点を先行するも後半に追いつかれる厳しい展開に。しかし、80分に垣田選手の決勝ゴールで何とか乱打戦を制し、3ポイントを積み上げました。
試合終了後のロッカーの雰囲気は勝利の歓喜ではなく、疲労感が漂う中、盛り上がりを見せることはありませんでした。リカルド監督は『試合には勝ったが、試合後のロッカールームの雰囲気は、全員が満足しているような雰囲気ではなかった。「もっとこうすればよかった」と責任を感じている選手たちもいた。ただそれはそれぞれの選手が自分に矢印を向けているということなので、前へ向けている証拠だと思う。それぞれの選手が「もっとできたのに」と思うことが、次の試合につながる』
シーズンを通して成長し続けてきたチームの中では、選手たち一人ひとりがこのゲームをただの勝利と捉えず、次に進もうとしています。
中2日で迎える今節の北九州戦は、勝利すれば昇格に向けて大きく前進する大事な一戦。そして前回対戦(アウェイ0−2)の借りを返さなければいけません。
北九州は現在、17勝8分12敗の勝点59で4位につけます。昇格の可能性を残す北九州は死に物狂いで勝ちに来ることが予想されます。そして指揮するのは徳島でも監督を務めた小林 伸二監督。長島 裕明コーチも在籍しています。2人と縁の深い石井選手は『小林監督にはルーキーの頃からプロとしてのやり方を一から教えてもらった。長島監督とは、選手と監督というよりかは(山形時代に)コーチとして接している時間が長かった。コーチとしての時間では個人練習に何度も付き合ってもらい、できるプレーを増やしてもらった』と感謝の気持ちを表現。『今回は絶対に勝たなければならない。相手は力のあるチームなので自分たちのスタイルを見失わずに全員で戦う』と意気込みを話します。ホームで戦う大一番、必ず勝利を掴み取らなければいけません。
残り5試合で首位。しかし、クラブ歴史上、最高勝点を積み上げたとしてもまだ何も掴んでいません。
『去年の勝点は73でしたが、それを超えることができた。確かに3位以内は決まったが、我々の目標はそこではない。チャンピオンになることは勝点がいくつあればというよりも、目の前の試合をどう戦っていくのか、その積み重ねの先にあると思う』(リカルド ロドリゲス監督)
目標を叶えるまでは目の前の試合に集中し続け、信念を貫き通すこと・より団結して戦うことを続けます。
皆さんの想いを背負い明日も徳島スタイルをぶつけます。共に戦い続けましょう。