前節のアウェイ・金沢戦の勝利によりチームは今シーズン2度目の連勝を達成。勝点を31に伸ばし順位を16位から12位に上げた。
この日も19:00キックオフとは言え、最高気温は30℃近くまで上がり、厳しい環境の中での戦いを強いられた。
開始5分、今シーズンリーグ戦初先発となった田向選手のクロスに杉森選手が合わせて先制。後半、金沢の反撃を防ぎ切り、そのまま1点を守り切って勝利を掴んだ。「全員が集中して走り続け、常に話しながら共有し合ったことが良かった。でも一番は勝ちたいという気持ちが強かった」と田向選手。チームの一体感が結果として表れたゲームだった。
アウェイ連戦となる今節の熊本戦もまた過酷な戦いになることが予想される。連戦の疲労に加えて夏の厳しい暑さが、さらに体へ負担をかける。ブラジル出身のエウシーニョ選手は日本の暑さについて「湿度が高い分、ブラジルよりも暑い。より厳しい環境に感じる」と話した。勝利のためにはこの環境に適応しながら、相手よりも質の高いサッカーを発揮しなければならない。この夏にどれほど勝点を積み上げていけるかがすべてだ。
金沢戦の翌日は一日オフを挟み、月曜日からトレーニングを再開させた。迫る台風の影響で悪天候の中でのトレーニングとなった。ダニエル監督は「雨でピッチに水が溜まり、なかなか思うようにトレーニングはできなかったが選手たちは良い雰囲気でやれている」とこの2日のトレーニング状況について話す。チーム内は笑顔も多く、また締めるところは締めながらメリハリをつけてトレーニングに励んでいる。明日の熊本戦のメンバー入りに向けてもいい競争ができている。
相手の熊本について。前回対戦では2-2のドローで勝ち切れず。ホームで悔しさを味わった。
現在、熊本は8勝10分6敗の勝点34で9位につけている。徳島との勝点差は3ポイント。明日、熊本に勝てば順位の入れ替えに成功する。
熊本出身の一美選手はこの一戦を楽しみにしてる。「試合に出ればもちろん点を狙いにいく。連戦なのでコンディションを整えて良い準備をして臨みたい」と強く意気込む。
また、相手のスタイルの印象を踏まえて攻撃のキーマンとなる渡井選手が「前回対戦ではボールを持たれた印象が強く残っている。ナイトゲームとはいえ暑いので、やっぱりボールは握りたい。そしてどれだけチャンスの時に全体が勝負をかけられるかが重要」とポイントを語った。
とにかくまずは上位へ食い込んでいくためには勝利が必要。勝ち続けなければいけない。夏に強いヴォルティスが快進撃を見せる。
アウェイでの平日ナイトゲームですが現地で、またはDAZNで応援よろしくお願いします!