前節、ホームで戦った琉球戦はスコアレスドローで終了。90分間を通してチャンスを多く作ったがゴールは届かず今季16試合目の引き分けとなり、勝点1の積み上げにとどまった。
琉球戦、58分には新加入の杉本 太郎選手が途中出場し、4年ぶりにポカスタのピッチに帰ってきた。「(ピッチに立った時は)戻ってきたなという感じがした。嬉しかったです」と自身の想いを語った。
また試合については「相手陣内でのポゼッションを上げるためには、チームで回しながらも個人で剥がしてボールを運ぶことも重要だと思う。今日は物足りないですし、そこはもっとやっていきたい」と改善点を挙げながら振り返った。
約30分間のプレーであったが、持ち前の技術で随所にいいプレーを見せた。攻撃の活性化において必ず重要なピースとなってくる。
琉球戦の翌日はエリートリーグ今治戦をアウェイで戦った。琉球戦での出場機会がなかった選手らが中心となり臨んだこの試合もタフなゲームとなった。結果はスコアレスドローとなったが、出場した選手たちはリーグ戦へのアピールへと繋げるため、それぞれが覚悟を持ってピッチで戦っている。持っている力を存分に発揮できていた。
今週も厳しい暑さの中、しっかりとトレーニングに励んできた。「メンバーは日々のパフォーマンスで決める」とダニエル監督がいつも言うように、毎回のトレーニングが競争となる。
今節の相手である栃木は前回対戦、ホームで悔しい敗戦を喫した。
失点数は徳島に次ぐリーグ2番目の少なさという数字を出している。一人ひとりの強度が高くプレッシングも激しくくる。そして前回対戦でも感じたように、その重いブロックをこじ開けるには一筋縄ではいかない。戦い方は実際に試合が始まってみないと分からないが、その堅い守備を突破することができればチームとして大きな手ごたえを掴むことができるだろう。
古巣との対戦に闘志を燃やす西谷選手と浜下選手。「地元の思い入れのあるクラブとの試合は楽しみ」と西谷選手。浜下選手は「相手も調子はいいチーム。自分たちも流れは悪くない。ここで何としても勝ちたい」とそれぞれ意気込みを語った。
明日は声出し応援運営検証対象試合として開催される。約2年半ぶりのチャントを聞けるのも楽しみだ。サポーターの皆さんの後押しを背にチームは明日も勝利を目指して戦う。