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Channel: 徳島ヴォルティス ヴォルティス日記
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高知キャンプ日記(2日目)

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キャンプ2日目は厳しい2部練習となります。午前中はサーキットトレーニングで鍛えます。様々な用具を用いて、距離やスピード、ターンなど身体に様々な要素で負荷が掛かるようにコントロールされたメニューを選手たちは消化していきます。

カルロスコーチの声に、選手たちは手を抜かずに1つひとつの動作をしっかりと行います。ここで、手を抜かないことがカルロスコーチの言う「1年間アグレッシブに戦うことができるチームにするために」重要です。また、カルロスコーチはメニューについて「トレーニングが始まったばかりなので、怪我をする可能性も当然ありますが、1年間で考えると良いパフォーマンスを発揮するためであり、身体を作って怪我の予防にもなります。」と、真剣に話します。

そこにフィジカルコーチの難しさがあるのですが、カルロスコーチは練習開始1時間半前に甲本コーチとホテルを出発して、選手にとってベストなトレーニングになるように、グラウンドを設置してしっかりと準備をしていました。1年間良いパフォーマンスを発揮するために、この時期に強度の高いメニューをおこなうことは凄く大事です。ただ、やはり強度が伴えば怪我のリスクも高まります。明るく声を出してチームを盛り上げる中でも、常にそのギリギリのラインを勝負している様子が伺えます。

サーキットを終えると、いつもおこなっているポゼッショントレーニングとなり、その後に午前中最後のメニューとして、GKも入れた対人トレーニングとなります。3対3での対人ということで、コンビネーションもそうですが個人の突破力というところに焦点も当たり、選手たちは対面する相手に負けられません。積極的にドリブルを仕掛ける選手、声を出す選手などそれぞれの持ち味を表現しようとしていました。最後は体幹トレーニングで約2時間で終了します。

午後は予定通り15:30から開始となります。徳島からの続きでバランスサーキットトレーニングを入れた後に、戦術面のトレーニングをおこないます。DF・MF・FWの3ゾーンに分けて、ゾーン内でのボール回しや立へのボールを入れるタイミングと受け方を意識したトレーニングとなります。

上手くフォローの位置を取る選手や、ボールを回している間に、3人目の動きを入れる選手など小林監督や長島コーチの指示の声が出る中で、選手は自分の良さを出していきます。その中でも、新加入のFW佐藤選手とDF石井選手のマッチアップはなかなか見ごたえがありました。佐藤選手が予備動作で上手くボールを受ける場面もあれば、石井選手が佐藤選手にボールが入った瞬間を狙ってカットする場面など、だんだんと全体的にもヒートアップしていきます。

最後におこなったゲーム形式では、スライディングでボールを奪うシーンが何度も見られるなど、2日後に試合が迫る中で選手は非常に意欲的です。小林監督は今日のトレーニングを振り返り「どういう形でグループでボールを奪うか、前にボールを入れてゴールを目指すのかの意識付けをしたかった。今の気持ちを1シーズン通して持って行くことが凄く大事です。」と選手の意欲を感じたように話をしていました。



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