アウェイでのファジアーノ岡山戦を終えたチームはその日のうちに徳島へ戻り、翌日にオフを挟んで中3日で迎える22日(水)大分トリニータ戦に向けて昨日と今日で2日間のトレーニングをおこないました。
昨日の冒頭はバランスサーキットとなり、いつものバランス系のトレーニングに加え、リカバリー要素を含めたステップ系のトレーニングも組み込まれていました。その後は岡山戦をスタメンで出場した選手とその他の選手で分かれてポゼッションをおこないました。フリーマンをつけてボールの動かし方を確認し、途中からは攻撃方向を決めてのライン突破もおこないます。スタメンで出場した選手はこのトレーニングで切り上げて、ジョギングとストレッチをして終了しました。
残りの選手はハーフコートでゲーム形式のトレーニングをおこないます。真ん中から長島コーチからボールが出され、各ゴール前から指定された人数が出てきてゲームをおこないます。半分のコートを1対1や2対2でシュートまでおこないますが、攻守の切り替えが激しくなるため負荷の強いトレーニングとなります。最後には7対7のゲームとなり、各選手が試合の出場へ向けて積極的なプレーでアピールしていました。
試合前日となった今日は、トレーニング前にミーティングを入れたため、10:00〜の練習となりました。かなりの暑さでしたが、岡山に快勝した良いイメージを継続して、カルロスコーチもウォーミングアップから盛り上げて、明るい雰囲気で開始します。
ラダーやステップなどの後には、2人組で身体をぶつけながらのボールコントロールとなります。他の選手たちの組は割と和やかに身体をぶつけつつ、それからの対人プレーに備えていたのですが、石井選手がやたらと陽次選手を厳しくマークしていました。それも良い雰囲気の表れかと思います。
その後は2人組でしっかりとボールを蹴った後に、非公開でゲーム形式とセットプレーの確認をおこないました。夏場の連戦ということで、本当にポイントを絞ってしかトレーニングメニューが出来ませんが、やはり勝利することで好転していく部分があります。明日の試合をホームで勝つことが次の試合のためにも本当に大事です。
小林監督は3-0で快勝した岡山戦を振り返り「戦術的にはマッチアップしないところが不安だった。」と話しながらも2トップで勝負に出て前半のうちに得点を奪い、後半に追加点を奪う理想的な展開となったことを「守備の固いチームが前に掛かってこなければいけなかったので、得点を奪うことが出来たし、取るべきところで取れた。」と評価します。しかしながら、ボールの失い方や、クロスへの対応にはまだ課題もあると言って引き締めていました。
特に対戦相手の大分への警戒として、岡山よりも技術に優れる選手が前線にいる点を挙げており「兵働のパスと為田と西の突破力、そして勝負どころは高松に来るのでしっかり抑えたい。」と話しています。「入れ替わらないようにし、基本的なポジションを忘れず、クロスの対応とリスタートの対応はしっかりと準備していく必要がある。」と、3得点を奪った試合の翌節という状況で、明日の試合で連勝を出来るように、敢えて相手への警戒を強めているように感じました。
順位を上げて行くためには、絶対に勝利を収めたいホームでの大分戦。平日ナイターとなりますが、次のホームゲームまでしばらく間が空くので、ぜひスタジアムでの応援をよろしくお願いします。