前節の栃木戦、小西選手の今シーズン2点目となるゴールで1-0の勝利。90分間を通して主導権を握り、自分たちのサッカーを体現しました。中2日で戦う5連戦ラストゲームはホームに金沢を迎えます。タフなゲームが続きますが、今節勝利すれば首位に立つ可能性もあり、継続して良いパフォーマンスを発揮したいところです。
明日の相手、金沢は現在7勝4分7敗で11位。若手が躍動し、豊富な運動量でアグレッシブなサッカーを展開しています。前線の得点力も高く十分警戒して臨まなければいけません。
2017〜2019シーズンまで金沢でプレーした垣田選手は古巣との対戦を前に「今年も柳下監督の元、激しくてプレスをかけてくるので難しい相手になる。石尾崚雅選手、作田裕次選手や廣井友信選手、GKの白井裕人選手とは同じピッチで戦うのは楽しみ」とコメント。今は徳島のFWとして古巣相手にゴールへの期待がかかります。
徳島はここ2試合、粘り強い守備でクリーンシートを達成。ディフェンスラインの選手が中心となってチーム全体で組織的な守備が成されています。第14節の千葉戦から連続でフル出場しているドゥシャン選手は「相手がどこでも自分たちのやるべきことをピッチで出せば、負けない」と自信を覗かせています。
また、徳島のディフェンスラインはリーダーシップをとれる選手が揃っているのも強みの一つです。例え押し込まれる展開になったとしても慌てずに対処できる能力があり、試合を積むごとに成熟度が増しているように伺えます。得点力のある金沢の攻撃陣とのマッチアップでも身体を張って自由にはやらせません。
この5連戦、出場し続けている選手にはかなりの負担がかかっていることが想定されます。リカルド監督もメンバーの選考については「相手を分析してどういう戦い方をしていきたいのか、誰が(コンディション的に)出られる状態なのか、そういったことを考えながら試合に臨みたい。」と話すように、より勝率が上がる選択をすることになります。この過密スケジュールで多くの選手に出場のチャンスが与えられる中、「誰が出ても同じように戦えるチーム」をピッチで証明するためには、たとえ大きくスタメンが入れ替わったとしても、まずは結果を出さなければ評価を下げることになります。チームを信じて、選手たちの力を信じて勝利を狙いにいかなければいけません。全員が試合に向けてベストな準備ができています。
ここまでのリーグ戦順調な戦いぶりで上位をキープする徳島ですが、まだまだやれる力はあります。
上を追い越し、差をつけていくようなパフォーマンスも期待できるかもしれません。よりチーム力を高め、ファン・サポーターの皆さんと一体となれば、J1昇格も見えてきます。まだまだ長い道のりですが、引き続き共に戦っていきましょう。
明日も応援よろしくお願いします。